こんちは。コクの微糖です。
たまには経営者としてのお話を少々。
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皆さんの職場には外国人労働者はいますか??
近年、人手不足もあり、外国人労働者を雇用する会社が増えてきています。
同時に、日本で働きたい外国人も増加傾向にあります。
中国人の「爆買い」なんてのも一時は話題になっていましたが、
あれはあくまでもレジャーの一環。(仕入れもあるか)
最近ではネパール人、ベトナム人の日本留学生が圧倒的に増えてきているようです。
そんな中、弊社では実際にベトナム人のスタッフがいるワケなんですが、
文化の違いやら色々あるわけで。。。
これからベトナム人の方を雇おうとしている方の為にも、
私が感じている事をご紹介します。
ウチにいるベトナム人スタッフ(V君)は34歳の留学生です。
今の職場について2年経過するかな。
V君は奥様とまだ小さな子供をベトナムに残し、日本に来ています。
彼の目標はベトナムで日本企業に勤める事。
事情を何も知らない私が驚いたのは、
V君はベトナムにある日本の企業に勤める為に、日本に来ていました。
細かい制限は企業によって違うそうですが、
日本語学校で勉強しながら資格を取得したり、
日本の企業での実務経験が必要だったりするとの事。
決してお金に余裕があるワケでもないのに、
嫁や子供を母国に残してでも日本企業に努めたい理由があるのです。
お給料は5倍!?
話を聞いてみると、どうやらベトナムにある日本企業で働くと、
普通に働くよりも5倍程度のお給料がもらえるそうです。
ベトナム人の大卒の初任給が200ドル~250ドルぐらいで考えると
まぁそんな感じなのでしょう。
5倍の給料をもらえるようになると、
ちょっとした高級ホテルクラスのお部屋で生活が出来るようになるとの事。
ん~~、なるほどね。
そりゃ多少のリスクがあろうが頑張るか。
勿論人によって目的は様々でしょうが、彼が日本に来た目的はその為だったという事。
始めはちょっと緊張・・・。
そりゃもうね、結構不安になりますよ。
だって日本語が喋れるっていってもカタコトですし、
そもそも外国人を雇った事なんてないし。
本当に大丈夫なんだろうか?????
雇用する事を決断したのは、
人手がとにかく足りなかったという事と、
真面目そうだったから。
ちゃんと私の目を見ながら一生懸命自分の想いを伝えてくれたからです。
それだけ。
んで雇ってみてどうだったかというと、、、
めっちゃ働くやん!!!
基本、とにかく仕事に真面目です。
言われた事はしっかりとやってくれます。
言われなくても率先して動いてくれます。
ただ、難点はやっぱり言葉の壁。
専門的なワードが出てくると、分かったような素振りで間違ったことをやっちゃう。
それでも、繰り返し何度か教えれば難なくクリアー。
義理堅さや、人情を重んじる傾向があります。
たまたまなのかもしれませんが、私の感覚でベトナム人は日本人に近い感覚をもっています。
ちゃんとフォローなどをしてあげれば、比較的信頼関係が築き易いのではないでしょうか。
その反面、プライドがやや高め。
皆の前で叱るとすぐに拗ねるので、何かあった時は私は個室に呼んで叱ります。
知り合いに聞いた話では、お客の前で叱った時に、逆切れされて殴られたという怖い話も聞きました。
喧嘩っ早いのも特徴かもしれません。
でもこれはどこの国の人でも一緒かと思いますが、
こちらが相手を尊重して対応すれば、ちゃんと理解してくれます。
時には融通を利かして
やはりお金の部分に関しては、結構生活がギリギリだったりします。
V君の場合は特に留学生であり、ビザも就労ではなく学生用ビザです。
本文は学生なので、働く時間も制限されます。
生活に足りない分はベトナムにいる奥様から仕送りしてもらっているようですが、
プライドも高く、一家の主としてはやはり気乗りしない部分もあるのでしょう。
そんな時は私の下へこんな電話が掛かってきます。
V君
私
V君
私
V君
私
V君
という感じ。
こんな時はご飯に連れて行って、話を聞きます。
基本的に給料の前借りやお金を貸す等はしませんが、
ちょっとした食糧を買ってあげたりはします。
時には弱さも
一度だけ、V君が奥様に仕送りしてもらったお金をパチンコに使った事があったのですが、
その時は相当叱りました。
本人は「寂しさを紛らわす為」と言っていましたが、本文を忘れてはいけない。
V君が何のために日本に来て、奥様がどんな思いで仕送りをしてくれているのか。
過ちを犯した事はちゃんと認めて、同じ事は二度としないよう反省してもらいました。
どこの国の人だろうが人は人
まぁ時には上記のような問題もでてきますが、
そんな事は稀な話だし、日本人だろうが問題は起きたりします。
勿論国が違えば文化や風習も違うので、多少の違和感を感じる部分もありますが、
人は人。
外国人だからと言って良くも悪くも特別な扱いをせずに、
相手を尊重し、敬意を払って接すれば、
会社の宝である貴重な人材に変わりはありません。
ようは活かすも殺すも雇う側の問題かと私は思います。
もしこれから外国人労働者を雇う人、または既に雇っていて悩んでいる方がいれば、
この記事が参考になれば幸いです。
私
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